• Code for Chuo

    我々は、中央区の行政における自治体と住民との相互作用を、IT技術の活用によって円滑にすることを目的とする集団です。

     

     

     

     

     

     

  • Code for Chuoとは?

    Code for Chuoは、中央区の行政における自治体と住民との相互作用を、IT技術の活用によって円滑にすることを目的とする集団です。

    問題意識

     中央区は元々「働く場所」というイメージの強い自治体でしたが、近年は多数のマンションが多数立ち並び、「暮らす場所」としても見直されるようになっています。2017年現在の人口は14万人を超え、もっとも人口の少なかった1997年から見ると倍増するまでになっています。
     それでは、中央区の在住の方で現在の行政サービスに満足している方はどの程度おられるでしょうか?好意的に捉えている方は決して多くないかと思います。毎年話題になる保育園への待機児童の問題に象徴されるように、人口の増加などの状況の変化に応じた行政サービスが適切に提供されているとは思えません。そして、それがどのような過程を経て決定されているのか、どのように評価され、見直しされているのかについても不透明でありよく分からないというのが実情です。 
     なぜこのようなミスマッチが起こるのかと言えば、自治体が住民のニーズを十分に把握することもなく(他方で住民が自治体に関心を持つこともなく)、何を行政サービスとして行うのかが決められているためです。要するに両者のコミュニケーション不足であり、それぞれがお互いをもっと知る必要があると考えます。具体的には、自治体は行政サービスの内容をもっと住民に分かりやすく伝えることが必要ですし、住民の側はもっと行政に関心を持ち、何か問題があれば声を上げていくことが必要です。とはいえ、現実問題としてそれは簡単ではありません。自治体の方は目の前の業務で手一杯でしょうし、住民の方も仕事と家庭とで決して余裕があるわけではありません。

  • 我々のやりたいこと

     そこで、我々はこの両者の手助けをしたいと考えます。具体的には、以下の4つのセグメントでの支援を考えています。

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    1. 自治体から住民への情報の発信
    2. 自治体から提供される情報の収集
    3. 住民から自治体への情報の発信
    4. 住民から提供される情報の収集

  • 実現のための手法

     この実現のための手段は様々ありますが、我々が焦点を当てるのはIT技術です。それは、上記に挙げたような情報の発信、集約に極めて有効であるにも関わらず、現時点においては十分に活用されていないためです。例えば、情報の公開という点でインターネットに勝るものはありませんし、Openspendingのように無味乾燥なデータを自動的に分かりやすいグラフにしてくれるサービスも生まれています。これらによって、自治体は住民に対してより多くの情報をより分かりやすく提供することができるはずです。にもかかわらず、中央区の現状としてはほとんど活用されておりません。最近はオープンデータに取り組んでいる自治体も少なくないですが、そのようなサイトもありません。

     この現状に対し、我々はまずIT技術を活用したグッドプラクティス(良い事例)を作りたいと考えています。以下の「これまでの活動」にある「保育園マップ」や「予算のビジュアル化」など我々はすでにいくつかのコンテンツを提供しています。これらの提供によって、住民側は直接的なメリットを感じることができるでしょうし、自治体側はIT技術によって何がどのようにできるのかを知るきっかけとなるでしょう。こういったものを参考に、自治体がより良いコンテンツを提供してくれることを期待しています。

    我々が目指すところ

     これらの活動によって我々が目指すのは、自治体と住民双方の満足度を高めていくことです。住民の満足度は当然ですが、自治体の方々の満足度も不可欠です。どちらかに極端な負担を強いるようなやり方は持続可能ではありません。それぞれが歩み寄りつつ、それぞれの役割を果たしていくことがあるべき姿であり、そのような社会を実現するために、我々は貢献していきたいと考えています。

     なお、最終的なゴールとして考えているのは、自治体と住民が誰の助けを借りることもなく円滑に相互のやり取りを行えるようになり、我々のような立場の存在が不要になることです。我々の目的はあくまで自治体と住民のサポートであり、我々が活動すること自体が目的ではありません。それがいつになるのかは分かりませんが、このCode for Chuoはその時が来るまでの時限的な組織です。

     

    ※ Code for Chuoは、Code for Japanの地域別のコミュニティ(Brigade,ブリゲード)の1つです。下部組織ではありませんので基本的には独立して活動を行いますが、内容如何ではCode for Japanとの協力も検討していきます。

     

  • これまでの活動

    これまでの活動内容を紹介します。タイトルもしくは画像をクリックするとサイトに移動します。

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    保育園の様々な情報が分かります。

    中央区の保育園情報をGoogleマップ上に登録しました。保育園をクリックすると、職員数や設備の広さ、全体での順位などを調べることができます。

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    どの程度のポイントで保育園に入れるかが分かります。

    中央区の保育園申込時における歳児クラス別の利用調整指数の分布(平成27年度、平成28年度)です。どの程度のポイントで保育園に入れるのかを知ることができます。

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    カテゴリごとの予算の中身が直感的に分かります。

    中央区の一般会計予算(平成29年度)をOpen Knowledge Foundation Network(OKFN)のOpen Spendingに登録しました。

  • メンバー紹介

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    ほづみ ゆうき

    とある公的な機関に勤めています。本名非公表。自治体の行政サービスが今後どうあるべきかという議論を住民の側から盛り上げていきたいと考えており、「東京の中央区で、子育てしながら行政について考えるブログ」を運営しています。この経験を踏まえて、Code for Chuoを立ち上げました。

  • お問い合わせ

    Code for Chuoについて、何か不明な点がありましたら以下からお問い合わせください。